ネックレス(首飾り)の起源は古く、日本でも古墳時代から男女とも用いていました。しかし、平安時代を過ぎると、宝石類が影をひそめ、その後再び文明開化と共に西欧より持ち込まれ知られるようになりました。宝石類が一般に普及するきっかけは、真珠養殖が出来るようになってからのことです。ネックレスは何種類かに分けることができます。ロープネックレスは網状にひねったタイプです。ビブネックレスは首の付け根から放射線状に拡がる前すだれ型のネックレスです。タッセルネックレスは房のように細かい線状のものが何本も下がったタイプです。チャップレットネックレスはビーズなどの小粒の玉を数玉つないだネックレスです。チャームストリングネックレスは細工物の飾りを連ねて襟元の飾りにしたネックレスです。オメガネックレスは一本の線状でネックレスになっているネックレスです。ヌーディー(メーカーにより名称が異なる)はナイロン糸のような特殊樹脂で出来たネックレスです。 日本で一定の人気のある宝飾品は真珠です。宝飾品の装身具の中で、ネックレス(首飾り)は一番歴史が古く、その昔は女性だけでなく、男性にも盛んに用いられていました。エジプトのピラミッドの王族の遺品には、美しく豪華な宝石を散りばめたさまざまな”ネックレス”があります。首飾りは、わが国でも古墳時代から用いられており、ヒスイ、メノウ、水晶、碧玉などの宝石が使われていました。しかし、奈良・平安時代と服飾史が進むにつれて、宝石類がすっかり影をひそめてしまったのは、非常に残念なことです。 首飾りがネックレスとして再び日本でもてはやされるようになったのは、文明開化とともに、西欧の文物が日本へ入ってくるようになってからのことです。入ってきたのはよいのですが、模造宝石が使われた時代が長く続き、本物の宝石が使われ出すようになったのは、養殖真珠の発明によって真珠がようやく大量に出回り始めてからでした。したがって、日本では真珠のネックレスが最もポピュラーで、ネックレスといえば真珠を連想してしまうほどです。しかし、価格と豪華さではダイヤモンドを散りばめたものが勝ってますし、エメラルド、ルビー、サファイアなどの宝石を主調としたものも、それぞれのムードを備えていて、魅力があります。
ジェムケリー
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